サラリーマンに捧げる火曜日の倒し方【ブルーマンデー・サザエさん症候群の先にあるもの】
出典:Pixabay
月曜日は憂鬱だ。
土日と2日間休んだ後の仕事ほど行きたくないものはない。
また、「1週間仕事かぁ」と思うと、日曜の夜から漠然とした不安が訪れる。
しかし、本当の敵は月曜ではなく、火曜日だ。
なぜ火曜日が曜日別最強の敵であるかを説明するとともに、その倒し方を考えていく。
人はなぜ月曜日に憂鬱になるのか
月曜日に鬱になる現象を、世界的には「ブルーマンデー症候群」といい、日本では「サザエさん症候群」ともいったりする。
サザエさん症候群(サザエさんしょうこうぐん)とは、日曜日の夕方から深夜、「翌日からまた通学・仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の俗称である。
(中略)
主に学生や会社員など、月曜日から学校や勤務が始まる人に起こりうる症状とされる。ごく軽度のうつ病の一種とする説もある。ただし、夏休み中や冬休み中などの長期休暇の場合や土日が学校や勤務で平日が休日の場合は翌日の月曜日も休みのためあまりなる人がいないこともある。
学校が楽しかったり、働くことや会社が好きな場合は、このような症状に陥らない。結局、学校が好きか、会社が好きかによるところが大きいはずである。
月曜日は乗り越えやすい
上記のような現象が世間一般にはすでに認知されている。そのため、対処法も確立しているし、世間一般的にも月曜日が憂鬱なのは仕方がない雰囲気で同調されているため、月曜日を乗り越えるのは簡単だ。
月曜日の倒し方として、例えば、以下のような方法がある。
・日曜日は軽い運動をして早めに休む
・お風呂に浸かってリラックスする
・重い業務タスクを入れない
・とりあえず行けたことに自分を褒める
・ランチにプチ贅沢をする
・定時で上がって楽しいことをする
・週末の予定を考えてワクワクする
つまり、月曜日は最大限自分を甘やかすことによって、簡単に乗り越えることが可能なのである。しかし、甘やかした先は、絶望の火曜日が待っている。
曜日最強の敵は火曜日である理由
何年も生きてきたら曜日に対する感覚は身に付いていることだろう。
月曜日は上記の通り、自分を甘やかすことが可能だ。
水曜日は週の真ん中ということで、ここらでいったん休息するかという気持ちになれる。また、会社の定時退社日に指定されている場合も多いだろう。
木曜日は、翌日金曜日は定時で華金を満喫する気持ちでいっぱいなので、ここらでちょっと頑張っとくかーと、勢いづけることが可能である。
金曜日は何としてでも定時で帰って土日を満喫するため、朝からフル回転が可能である。
しかし、火曜日だけは絶望的だ。
さすがに2度目の甘やかしは通用しない。2度目の甘やかしは罪悪感を生んでしまうし、甘え続けてしまえば水曜日も甘える羽目になる。
また、火曜日は1週間が始まってまだ2日目である。体力的な疲労はまだ蓄積されていないはずなのに、倒せる気がしない。まだ火曜かよ…という気持ちにいつもさせられる。
しかも、火曜日は3連休明けになりやすい。2018年において、月曜祝日は8日である。つまり、他の曜日と比べて8回も通常の火曜日よりさらに強敵になるのだ。
そして明日もまた、その敵がやってくる。
火曜日の倒し方
そんな強敵火曜日をどうやって倒すか。私なりに考えた結果、気の持ちようでは勝てないことに気が付いたので、環境を固めることにした。
①有料の習い事を火曜日に入れる
火曜日は定時で帰ることを目標に、有料の習い事を入れてみる。1回あたり数千円するものであれば、さすがに残業をしないようマッハで仕事をすることになる。
ポイントは、習い事が億劫にならない、本当に好きなことでなければならない。
例えば、「これからは英語だよな」と思って、全くの初心者がいきなり英会話教室に通おうとすると、最初のうちはしゃべれないことも相まって、仕事と習い事の二重鬱というダブルパンチを食らうハメになる。
②定時退社日を公言する
上記のことを行おうと思ったら、周りの協力がなければ毎回定時で帰るのは難しい。そのため、共有スケジュール等がある場合は、必ず習い事をスケジュールに入れ、「夢のためにやってるんです」と公言して回ろう。
「私の定時退社日は火曜です」と伝えるとともに、人の仕事は木曜日に助けるスタンスを醸し出しておく。
③デスクワークを中心にし、外回りや出張を入れない
火曜日はまだエンジンがかかっていないことも多く、憂鬱な状態で人に会うのは得策ではない。そのため、デスクワークを中心にこなしつつ、残りの3日をどう過ごすか戦略を立てたい。
戦略を立て始めると、あと3日しかないことに気が付く。その時にはすでにエンジンがかかっているはずである。
そして、できることなら外回りや出張は水曜日に行い、水曜日はオフィスに戻らず帰社したい。相手先には「これから戻らず帰るんですが、おすすめのご飯屋あります?」などと言っておけばコミュニケーションにもなる。
まとめ
・月曜日が憂鬱なのは、周知の事実であり、自分を甘やかすことができる。
・しかし、火曜日は月曜日と異なり、自分を甘やかすといった気の持ちようだけでは乗り切ることが難しい。⇒だから、曜日最強の敵である!
・そのため、火曜日は仕組みや環境を固めることをおススメする。
①有料の習い事を火曜日に入れる
②定時退社日を公言する
③デスクワークを中心にし、外回りや出張を入れない
・火曜日にエンジンがかかりさえすれば、後は週末まで楽に乗り切れる。
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