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仕事に行きたくないときのマインドセット

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photo by Stock Up

三連休明けの火曜日、それは最も仕事に行きたくなくなる日のうちの一つと言えるでしょう。前日夜から憂鬱な気持ちになり、その憂鬱さは朝まで引きずり、ひいては会社に行っていざ仕事をするまでモヤモヤしているかもしれません。

では、そんな気持ちを軽減し、少しでもストレスのない状態で連休明けを迎えるためにはどのようなマインドセットを持てばいいのでしょうか。

 

仕事に行きたくない原因

「明日嫌な仕事をしなければならない」、「苦手な客と会わなければならない」、「上司に会いたくない」、「納期に間に合うか心配だ」などなど、仕事に行きたくない原因はさまざまにあるかと思います。

仕事に行きたくない原因をはっきりさせなければ、その対処のしようがないため、漠然と"仕事に行きたくない"病を抱えることになります。原因がわからないまま、行きたくないと思い続けながらも、結局行き続けるのは、嫌いな食べ物を問答無用で食べ続けることと同じようなものです(味やにおいが嫌い、というのはありますが、その味やにおいが嫌いな理由はないですよね)。そんなことをしてしまったら、拒否反応で吐いてしまいます。

 

仕事に行きたくない原因を考えてもなお行きたくない場合

仕事に行きたくない原因が分かったとて、「ヨシ、仕事を辞めよう!」、あるいは、「ヨシ、明日は休もう!」とはならないかと思います。また、「明日はあれが嫌な仕事だから、朝一でそれを処理して、午後はあれをやって…」とか考えられる人は、そもそも仕事に行きたくないと思ってもほんの一瞬です。

僕のように考えがちな人たちは、頭の中で仕事に行きたくないという考えがぐるぐる回っています。①仕事に行きたくない⇒②明日嫌な仕事をしなければならない⇒③明日さえ我慢すればいい⇒④でもやっぱり行きたくない⇒以下、ループ…となる場合は、思考のループ、すなわち、反芻思考に陥っている可能性があります

反芻思考
[ハンスウシコウ]

「反芻思考」とは何度もネガティブな出来事を思い出し、悩み続けて抑うつ気分を増長させる考え方のことをいいます。もともと反芻とは、牛などが食べ物を消化するために一度胃に入ったものを口に戻し、繰り返し咀嚼(そしゃく)すること。ネガティブなことを何度も思い出して落ち込む行動が動物の反芻に似た反復行動であることから、反芻思考と呼ばれるようになりました。反芻思考は医学的には「抑うつ的反芻」と呼ばれており、うつ病や不安障害、強迫性障害などとも関係があるといわれています。
(2019/6/13掲載)

引用:メンタルヘルス.jp http://hr-mental.jp/newglossary/dtl/id:1056

このような思考のループに陥った場合、思考を断ち切るため、何も考えないこと(あるいは、自分の状態を見つめ、感情や思考に気付くこと)、すなわち、マインドフルネス瞑想を取り入れることが解決のヒントになると言われています。

つらい気分や心配事などは未来や過去について考えられるものです。"仕事に行きたくない"ということもまた、未来に対する感情であり、今現在起こっていないことに対して心がとらわれた状態といえます。

 

合理的な選択をする

とはいえ、マインドフルネス瞑想は良い良い言う人が増えてきましたが、未経験の人が一回やってこれであってるのかなぁと思うのも無理はありません。もちろんやってみて効果があれば、それに越したことはありませんが、より合理的な手法を求める人には、別の方法があります。

それは、古典的ではありますが、メリット・デメリットを書き記す、ということになります。以下は明日バージョンになります。例えばの想定です。

  メリット デメリット
明日仕事行く ・辛くても頑張ったと思える ・辛い思いをする
明日仕事行かない ・嫌なことから一時的に解放される

・休んだことについて何か言われる
・明後日仕事に行きたくなくなる

明日バージョンだけでは、デメリットの方が大きいと思いますので、おそらく「行く」という選択肢になるのではないかと思います。しかし、これを1年後バージョン、3年後バージョンなどの長期的な視点で書いてみると、今の会社に留まるか、別の会社に行くか、ということを現実的に考えられるようになります。以下は3年後バージョンです。

 

  メリット デメリット
3年後も同じ会社にいる ・動く労力がかからない ・仕事に行きたくない衝動が定期的にあり、その都度辛い思いをする
・良い環境に行ける可能性が少なくなる
3年後は別の会社にいる ・辛くない状況が待っているかもしれない
・待遇が良くなるかもしれない
・動く労力が必要
・今より悪くなる可能性がある

1年後はそれほどダメージがないけれども、3年はいたくないなぁと思うかもしれません。そう感じた場合は、3年後までに異動等のイベントがない限り目標を3年後に設定して、別の会社に行くことを決めます。期限がついている場合、終わりが見えるので気持ちが楽になります(もちろん、新たな行動をするという労力が必要にはなります)。

3年後に期限を設定したとした場合、明日は「行く」という選択肢しかありません(一時的な休みはあるかと思いますが)。「明日は行かない」という選択肢を切った以上、「明日行きたくないなぁ」と考えることは時間の無駄になります

また、前述した反芻思考に加え、一度決定した事柄について、もう一度あれやこれやと考えたり、あの時の判断は失敗だったのではないかと後悔することは、脳に大きな負担を与えている、ということを経験則でわかっているでしょう(もちろん、再度意思決定をすることを悪いと言っているのではありません。決定したことについてすぐにこれでよかったのかなぁと思い悩むことについて言っています)。

 

仕事が行きたくないときに取りえる行動の結論

・仕事が行きたくない原因を考える

・自分が反芻思考に陥っていることに気付く

・マインドフルネス瞑想をやってみる

・明日行くメリット・デメリットを書いてみる

・1年後、3年後も同じ会社(仕事、部署)にいるメリット・デメリットを書いてみる

・決めたら、決めなかったほうについてもう一度掘り返さない

 

自分の脳みそを適切に使いたいものです。

 

以上