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内向的な人はなぜ頑張るのか

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内向的な人は頑張りがちである。

 

相手を傷つけたくない思いからはっきりと断れなかったり、相談できなかったりして、自分で解決しようとする。

 

そして、自分の中にたくさんのものをため込んでいった結果、鬱となったりする。

 

内気な人はなぜそうまでして頑張るのか。自分の今までの経験を冷静に分析し、今後の対処法とする。

 

 

頑張るとはどういう状態か

そもそも頑張るとはどういう意味か、例によって辞書で調べてみる。

 

がん ば・るぐわん- [3] 【頑張る】

( 動五[四] )
〔「我張る」または「眼がん張る」の転という。「頑張る」は当て字
 あることをなしとげようと、困難に耐えて努力する。 「 - ・って店を持とう」 「負けるな、-・れ」
 自分意見強く押し通す我を張る。 「ただ一人反対意見を述べて-・る」
 ある場所を占めて、動こうとしない。 「入口には守衛が-・っている」

 

 

なるほど、①によれば、頑張るとは、(1)何か成し遂げるべき目標があって、(2)困難に耐え、(3)努力した状態である。

 

何か競争している時に、「がんばれー」と言われた場合は、(1)その競争において勝利という目標を達成するため、(2)競争相手がいて競っている状態において、(3)更に努力すべき、ということである。

 

本記事においては、内気な人を対象としているため、②、③の意味は当てはまらない。よって、「頑張る」を①の意味として扱うこととする。

 

なお、②の意味があることを初めて知ったが、確かに、集団の中でだれか一人が張り切っている状態のときに「あいつガンバちゃってるよ」と少し揶揄気味に言うが、それに近いものがある。

 

なぜそこまでして頑張るのか

なぜ内向的な人はあまりに頑張るのか。その理由は、「頑張る」の意味にあると考えられる。すなわち、頑張る状況においては、必ず困難が付きまとっているわけだが、世の中は外向的な人を中心としてできているため、内向的な人にとっては、難しい状況が多いのである。

 

例えば、小さい頃に親や先生に「もっと頑張って友達を作らなきゃダメよ」と言われたケースを考える。この時、世間的に子供は友達が多くないといけない、という社会的なバイアスがかかっている。

 

もし子供が外向的だった場合は、「頑張って友達を作れ」などとは言わないはずである。なぜなら、外向的な子供はすでに友達が多く、頑張る必要がないからである。

 

しかし、内向的な子供は世間一般からして友達が少ないことが多い。だから、「頑張って(困難な状況だが、努力して)友達を作れ」と言われてしまう。そう言われた子供は、「自分が他とは違って変なのかな」と思い、一生懸命努力して友達を作ろうとする。故に、あまりに頑張った状態となるのである。しかし、自分の本質(内向的な人は刺激に敏感であり、一人の時間を好む)とは異なることをしているために、ぐったりしてしまう。

 

なお、内向的な人の特徴については下記を参照されたい。

jinsei-akita.hatenadiary.jp

 

このように、小さい頃から世間的にはマジョリティではないが故に「頑張る」ことを強いられた結果、大人になっても、他とは違う自分に悩み、一生懸命周りに合わせよう、同じ水準になろうと頑張るのである。

 

なお、スポーツの時に使用される「頑張れ」は、頑張ることが一般的に想定される状況(すなわち、対戦相手と競って勝つことが当然に目的とされている状況)であるため、内向的な人にとってもネガティブなものではないだろう。

 

頑張らなかったらどうなるのか

あまりに頑張った結果、どうなっただろうか。

 

例えば、飲み会が苦手で、「もっとコミュニケーションとるように頑張らなきゃいかんぞ」とか言われて、あまりに頑張った結果、コミュニケーション能力が向上しただろうか。むしろ、自分は普通のことができないんだ、って更に他人と比較するようになったのではないか。それで、うまく変われない自分と、世間のギャップにより苦しんだ状態になっているのではないか

 

では、頑張ることをやめたらどうだろう。飲み会に行って、頑張ってコミュニケーションを取らなかったら・・・、頑張って友達を作らなかったら・・・、頑張ってもうまくいかない自分に絶望することもなく、わざわざ他人と比較することもなくなり、これが自分なんだって受け入れることができるのではないか。

 

そして、そのあまりに頑張っても結果が出ない時間を、好きなこと、得意なことに回そう。好きなことをやっている時は、困難はあるかもしれないが、困難に耐えることはないはずだ。困難を楽しんだ時、それはもう「頑張る」ではなく、自然に楽しいから、好きだからやっている状態と言えよう。

 

結論

頑張るとは、(1)何か成し遂げるべき目標があって、(2)困難に耐え、(3)努力した状態である。

・内向的な人はマイノリティゆえに小さい頃から普通になるよう「頑張る」ことを強いられてきた

・結果、大人になっても頑張りがちだ

・しかし、頑張ることで、さらに他人と比較することを強めてしまっている

頑張ることをやめた時、これが自分なんだって受け入れられる

・困難があってもそれを楽しめた場合は、もはや頑張っていない

 

 

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